中東久雄
なかひがし・ひさお
1952年京都生まれ。生家は京都洛北の料理旅館「美山荘」。摘草料理を考案した兄吉次のもとで料理を担当。美山荘料理長を経て、97年に銀閣寺そばに「草喰なかひがし」を開店。看板に掲げる「お竈(くど)はんの御飯に炭火の肴と山野草」を求めて、全国からの来店客が絶えない店。農水省「料理マスターズ」2012年ブロンズ賞、17年同シルバー賞受賞。16年には京都和食文化賞受賞。著書に『草菜根──そしてご飯で、ごちそうさん』(文化出版局)『おいしいとはどういうことか』(幻冬舎新書)がある。